スクールレポート
中学1年生 臨海学校
中学校2023(令和5)年8月17日
7月31日(月)・8月1日(火)の両日、第28期中学1年生は佐賀県唐津市で宿泊研修を実施しました。この研修の主な目的は、級友たちと親睦を深め合いながら、協調性や公共マナーを身につけること、そして、様々な体験プログラムを通じて地域文化に対する理解を深め、自然の中で集団としてのチームワークを高めることにありました。大濠中学校に入学してはや4か月が過ぎ、体育祭などの大きな行事を体験する中で友達の輪が広まり、先生たちとも親しくなり、クラスや学年としての団結力がぐんと高まった集団に成長していることを実感できた研修になりました。4月に行った宿泊研修と大きく違うのは、クラス・学年単位での動きに加え、体験プログラム毎の小グループに分かれての活動があることでした。
1日目はまず波戸(はど)岬少年自然の家を訪問し、希望者ごとに①アウトドアビンゴ、②焼き板のフォトスタンド、③ストーンアートの3グループに分かれ、それぞれ指導員の方に教わりながら全力で取り組みました。
クラスごとに昼食をいただいた後はカッターに乗り、波戸漁港から海へ出ました! 同じクラスの約20名と教員が運命共同体となり、一艇のカッターを共同操船したのです。各自きちんとライフジャケットを装着し、揺れるカッターに恐る恐る乗り込みました。太くて重い大型のオールを2人1組で抱えて漕ぐのですが、全員が息を合わせないとまっすぐ前に進みません。指導員の方の掛け声に応えながら誰もが懸命に漕ぎ、どの舟もなんとか無事に港に帰り着くことができ、皆心から安堵し、達成感を分かち合いました。
また、1日目の夕食後は、元気の残っている皆で虹の松原近くの海岸に散歩に出かけました。刻一刻と暮れゆく黄昏時のうつくしい空と満月を眺めながら、波打ち際でひんやりとした海水に足先を浸けたり、きれいな貝殻を拾ったり。のどかな砂浜に28期生たちの楽しげにはしゃぐ声がしばし響き渡りました。
2日目はまた希望者ごとのグループに分かれ、①船釣り体験、②波止場釣り体験、③マリンスポーツ体験、④シーカヤック体験、⑤佐賀牛マイバーガー作り体験、⑥和菓子作りと呈茶体験の各プログラムに参加し、指導員の方々に教わりながら、それぞれが得難い体験をすることが出来ました。その後研修の締めくくりとして学年全員で唐津城を訪れ、内部を見学しました。日々学んできた日本史知識の一端を披露する生徒がいたり、天守閣からの眺めを楽しんだり、思い思いにのびのびと良い時間を過ごしていました。