スクールレポート
中学校 校則を考える特設授業
中学校2024(令和6)年7月8日
7月8日(月)の7限に各学年ごとで「校則を考える特設授業」が実施されました。
中学1年生は各クラスごとに実施され、ポートフォリオに記載されている現在の校則を確認したのちに、「頭髪の規則にある『本校で学ぶ生徒としてふさわしく、端正に整える』とはどのようなあり方か」という内容でクラス内討論を行いました。また、授業の後半では「校則の良い面や改善すべき点」などを各班に分かれて話し合う時間が設けられました。話し合いのなかで、「現在の校則に特に不満はない」と発言する生徒もいれば、「指定のカバン以外のカバンで通学したい」「髪型や髪の色をもっと自由なものにしたい」と意見を述べる生徒もおり、今ある校則についてのそれぞれが自分の考えを持って話し合いに挑んでいました。
中学2年生は、各教室で担任による校則について考える授業を行いました。「華美でない自由なアウターの着用」について、それらに付帯する条件を考え、発表しました。さらに、現行の校則の良い所、悪い所を考えることで校則の意義を学びました。生徒たちは自由に考え、議論するのが楽しい様子で、活発に意見交換する様子が見られました。
中学3年生は各クラスで「校則を考える」授業を実施しました。昨年度改定となった校則について再び考え、現在の校則について、改変できるものと改変できないものをグループ討論しました。この授業を通して、校則というルールがある方が実は自由を得ているのではないかという意見もあり、自由について深く考える良い機会になりました。また、生徒たちは多様性の時代に校則というルールをどのように個人の価値観に照らし合わせていくかという難しさも実感しているように感じました。