スクールレポート

アカデミア③(中学) 福岡和白病院研修

8月26日(月)に今年度3回目のアカデミアが実施されました。今回は中学生約60名が福岡和白病院で研修を受けました。

 病院に着くと生徒たちは白衣に着替え、まずは医学や薬学、看護学、リハ学についての講義が行われました。講義の内容としては、本校卒業生の医師から医師という職業の魅力について、病院薬剤師の魅力やリハビリテーションの定義、看護師の役割などのお話がされ、生徒たちは医療職についての理解を深めることが出来ました。また、福岡和白病院では、患者さん中心の医療を行っていくために多職種の連携がとられているため、それぞれの職種にどのようなことが求められているのかということを学びました。講師の方の中には、本校OBの方もいらっしゃり、「10年後、20年後に医療職に就いたみなさんに声をかけてもらうことを楽しみにしています」と語ってくださいました。

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 講義後は医学班・薬学班・看護班・リハ学班に分かれ、施設見学と各部門実習を行いました。施設見学ではまず病院内外を見学しました。屋上のヘリポートにも案内していただきました。医療搬送用ヘリコプターを直接見ることはできませんでしたが、病院の屋上という普段なかなか訪れることが出来ない場所に生徒たちは感嘆の声を上げていました。その後は病院に隣接している令和健康科学大学を見学しました。大学内には最新の技術を用いた臨床シミュレーションルームなど多様な医療の場で活躍できる人材を育成するために必要な最先端の実践的医療が数多くあり、今回は実際に使用している脈拍のとれる人形を見せてもらいました。
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 各部門実習では、薬学班は院内薬局の見学を行ったのちに吸入器の使い方や薬を調合する際に使用する道具の使い方などを学びました。鍵付きの棚に入っている薬なども見せていただき、なぜこの薬が厳重に管理されているのか、こういった薬はどのような用途で使われているのか、常に細心の注意を払って1000種類以上の薬を取り扱う薬剤師の方々の仕事の一端を見ることができました。
 また、医学班や看護班、リハ学班でも人体模型を使用した内視鏡操作体験や手術室の見学、心臓マッサージの練習などの様々な実習を行い、一つの病院の中で多くの職種の人々が働いていることを改めて実感できました。
 今回の経験を糧に、生徒たちには今後もそれぞれの夢に向かって豊かな学校生活を送ってほしいと思います。

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