スクールレポート

卒業生インタビュー① 中山 美空(なかやま みく)さん

卒業生インタビュー ① 中山 美空(なかやま みく)さん

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大濠高校広報委員会です。今回は卒業生で福岡大学の2年生、ベンチャー起業論を履修中の中山美空さん(城南中→大濠高)にお話を伺いました。中山さんは、卒業生として「令和7年度 学校案内」にも出て頂いています(写真左から2番目)。

(以下、聞き手は広報主任田中、取材は令和6713日)


Q
それではまず、現在、中山さんが大学でがんばっていること、打ち込んでいることを教えてください。


中山さん(以降、N) はい、私は今大学2年生で、昨年からベンチャー起業論のプロジェクトに取り組んでいます。その中でプロジェクトのリーダーをさせてもらっていて、この活動がとても楽しいし、充実しています。


Q
ベンチャー起業論について、少し説明してもらえますか?


N
ベンチャー起業論とは、週に一度、社会で活躍されている方々のお話を講義として聴講する授業です。これまで、社長の方や映画監督の方、県知事の方々など、それぞれの方々の経験にもとづくお話をたくさん伺いました。また、授業では活動として企業の方々と一緒にプロジェクトを組みます。それぞれのプロジェクトは、一緒に組ませていただく企業に長期間インターンして、その企業の方々と一緒に課題の解決を目指していきます。


Q
学生の間に、実社会でビジネスの経験を積むことができるとても有意義なプログラムですね。中山さんはそこで、どんな取り組みをしているんですか?


N
私はいま、農業系の機械に関する企業様と、チームを組ませていただいています。実地調査や市場調査などをしながら、集まったデータをもとに、企業様と一緒に新しいビジネスモデルを創出する、ということをしています。とても素晴らしい方々で、チームの学生メンバーもいい感じです。リーダーをさせてもらっていますが、本当にいいチームにめぐまれたなって思っています


Q
中山さんは、大濠生時代からリーダーシップがあったように記憶しています。高3のときは体育祭のブロック長をつとめていたのも印象的でした。大濠高校の3年間で、いちばんの思い出は何でしたか?


N
そうですね、やっぱり、ブロック長をやったことが、本当にいい経験になりました。私たちの体育祭は、それ以前の流れというか、コロナで2年間断絶しちゃってたから、それだけにむずかしいことも多くて。でも、そのときに思ったのは、以前の情報を調べながらやるのも大事だけど、どうせなら、今の私たちにしかできないことをやろうって、思ったんです。生徒会の子達も、体育祭を復活させることに奔走してて。そういう人たちと協力しながら、その中で、私は自分にできることをやろうって。


Q
中山さんがリーダーをやるにあたって、意識したことは何だったのでしょうか?


N
たとえば、私は自分がダンスをしたりとか、競技をしたりとか、あんまり得意じゃないんです。でも、それはそういうことができる人たちに任せればいい。私は、「今のいいね!」とか、頑張っている人をほめたり、「あの子頑張ってくれてるから、みんなちゃんと話聞いて!」とか、そういう形でみんなをまとめようとしていました。いろんなことが手探りだったけど、「自分の勘を信じることの大事さ」みたいなものを学ぶことができて、本当に良かったです。


Q
前例のない中で、大濠体育祭を見事に成功させた中山さんも、当時のリーダーたちも、本当に立派でしたね。ところで中山さんが大濠を受験しようとしたときのことを、少し話してもらえませんか?


N
私は、実は中3の途中まで、あんまり勉強をしていなくて(笑)漠然と、女子校よりは共学にいきたいなっていうのはあったとは思います。塾の先生と話したりすることがあったんですが、「大濠はどう?」って聞かれて。そこで初めて意識はしたんですけど、大濠はカッコいいなって、好印象はあったんですけどちょっとがんばらなきゃ入れない感じがありました。最後の三者面談直前で、本当は別の学校をギリギリまで考えていたんですけど、でも親とも話して、やっぱり行きたいから大濠がんばろうって決めたんです。そして、もし前期で合格したら、もう大濠行こうって思ってました。それで前期で合格できたから、公立はもう受験しませんでした。


Q
そうだったんですね。とても貴重なお話をありがとう。それでは、将来の展望を聞かせてください。


N
はい、私は、将来、「いい人たちと働きたい、いい人たちに囲まれて過ごしたい」って思っています。これもベンチャー起業論で色んな方々のお話を聞いたり、自分で考えて動いたりする中で考えたことです。


Q
おもしろい考えですね!もう少し教えてください。どうすれば、「いい人たち」とはたらくことができるんですか?


N
はい、それはとにかく色んな方々に会いに行く、お話をきくこと。そして、そのときに大事なのは、私が正直に、自分の考えを伝えていく、嘘をつかないでいる、ということだと思います。そうしたら、自分を受け入れてくれる人たちが、最終的に自分をみてくれるんじゃないかなって感じがしています。幸い、私は人に自分のことを話したり、説明したりすることは嫌いじゃないんですよね。あと、私は実は人を見る目があるので(笑)、きっと自分のことを認めてくれる人を、私は見抜くことができると思っています。


Q
とても楽しいインタビューでした。貴重なお時間を作ってくれて、中山さんどうもありがとうございました。


N
こちらこそありがとうございました。夏休みにはまた大濠にもどって、先生方にご挨拶にいきたいなって思っています。

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(気さくにzoomインタビューに答えてくれている中山さん)


*本インタビューの掲載日時は、設定の都合上、本校の創立記念日としています




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