７月１９日（金）に第１学期終業式が行われました。高校生は全員体育館アリーナに集合し、校長、教務主事、生徒主事からそれぞれお話を伺いました。まず、校長からは１学期の始めにお話しされたことを覚えているかという問いかけがありました。大濠生は道徳心をもって生活することを周囲から期待されているというお話がありましたが、そのことを改めて自覚するよう促されました。また、生徒一人一人に対して以下の問いを列挙されました。

・１学期で一番成長したことは何ですか

・夏休み中に何に挑戦しますか

・夏休み中に達成したい目標は何ですか

・２学期の目標は何ですか

・２学期が始まったときに、自分はどうなっていたいですか

立て続けの問いに生徒達は目を白黒させながらも真剣に聴き入っていました。校長は、このような問いを自らにたくさん問いかけること、例えば毎週月曜日にはそういうことを考えてみる時間をとる、というように定期的に自問自答し続けてほしいと話されました。また、目標は「持つ」だけでは意味がなく、その達成手段やプロセスも同時に考察する必要があるということを、大谷翔平選手が高校生の時以来活用しておられるという目標達成表「マンダラート」を例に挙げながら念押しされました。

　教務主事からは学習面に関する注意がありました。各自、１学期の通知表をもとに自分の学習状況を振り返り、今自分が取り組むべきことを分析してしっかりした学習計画を立て、これから始まる６週間の夏休みを過ごしてほしいというお話でした。各学年に向けては、高１には「１学期の復習を徹底すること」、高２には「得意科目・苦手科目の差を埋めるよう努めること」という目標を提示され、また、高３には「進路実現に向けてしっかりやるしかない。止まっていたら何も変化は起こらない。残された２学期の定期考査にもしっかり取り組むように」と激励されました。最後に、各自が常に意識を高く持ち、生活リズムを整えて体調をしっかりケアし、夏期補習にもしっかり参加して、９月2日の２学期始業式までに成果が出るように夏を過ごすことを期待するという言葉で締めくくられました。

　最後に生徒主事からは、外部の方から大濠生の良いマナーもそうでないことも度々ご連絡を頂くことを挙げられ、各自が良いマナーを意識して生活するよう注意を促されました。また、２学期は文化祭や生徒会総選挙が控えていることを挙げ、特に文化祭の企画内容を充実させるためには夏休みも有効活用して頑張ってほしいと激励されました。

　以上で閉会式は終了し、そのあとは、様々な分野の部活動で頑張って素晴らしい成果を上げた生徒達に対する表彰式と、全国大会出場壮行会が行われ、以下の選手・代表生徒達に対する紹介と、応援指導部によるエールが贈られました。

・全国高等学校総合体育大会出場　バスケットボール部（団体）、剣道部（団体・個人）、柔道部（個人）、陸上部（個人）、弓道部（個人）

・全国高等学校総合文化祭出場　写真部、弁論部、文芸部、新聞部

・JAPAN CUP 2024チアリーディング日本選手権大会出場　応援指導部

・「ウィリアム・ジョーンズ・カップ」出場　バスケット男子Ｕ２２日本代表　バスケットボール部　渡邉伶音（３年）

・Ｕ１８アジア選手権出場　バレーボール部　マサジェディ翔蓮（３年）

運動部を代表してバスケットボール部の渡邉伶音さん、文化部を代表して弁論部の堀尾南月さん（３年）がそれぞれ抱負を述べ、応援指導部によるエールがその場にいた全員からの祝福とともに捧げられました。代表選手・生徒諸君には精一杯の力を発揮して、また素晴らしい結果を報告して頂きたいと思います。