１２月９日（月）７限ＬＨＲの時間を利用して、中高一斉の防災訓練が行われました。今回は、校舎７階生物実験室での火災発生を想定して避難指示が出されました。

非常サイレンが鳴り響き、「避難して下さい」と放送が流れてから、各クラスの担任に率いられた生徒達が校舎各所の階段を急ぎ足で降り始めました。中高合わせて生徒総勢２，４００人余りの大所帯に、教職員も加わり、寒風吹きすさぶ第１グラウンドを目指しました。避難指示から全員が集合完了するまでに８分２０秒ほどを要しましたが、これは支障なく順調に逃げることができた場合です。実際の災害時には煙に巻かれたり建物が倒壊することもありえますから、油断できません。

今回の訓練では、中央消防署のご指導のもと、救助訓練と消火訓練も実施しました。
まず、高校生有志男子５名が前に出て、けが人（仮）を担架で運ぶ方法と、毛布の端を丸く折り込んで持ちやすくして人を乗せて運ぶ方法を教えて頂き、実演しました。

続いて、教員数名が前に出て、「火事だ～！」と大きな声で叫んでから消火器を握り、標的に水をかける実演をしてみせ、同じように高校生有志女子３名と、中学生有志女子３名がそれぞれ消火作業を実演してみせました。消火器の安全ピンを抜くのにてこずった人もいましたが、おおむね大成功でした。

今日の学びを忘れず、いざという時冷静に素早く安全な行動をとりたいものです。
中央消防署の皆様、ご指導ありがとうございました！