10月25日（火）に中学二年生は総合的な学習の一環として、（株）グッデイ、西部ガスホールディングス、JR九州、西日本鉄道株式会社、福岡銀行、LINEFukuokaの計6社への企業訪問を行いました。
　
グッデイでは、１０人の生徒が参加して、各2人の５ペアに分かれ、商品の流通や店での管理の仕方など、スライドを使って学びました。また店の陳列されている商品を見て回り、商品棚の確認を行ったりもしました。後半はパソコンを使い、生の商品管理システムにアクセスして、日々売れているもの売れてないもののデータを見せてもらい、最後はそのデータを元に現状分析し、これから１０代の人達にどのような方法で店に足を運んでもらえるかを各ペアで考えて発表をしました。その中で、参考になる意見が出て、店の方で検討するとのことでした。お土産として生徒の名前入りの３Dプリンタで作った店の名刺を皆もらい、満足した表情で体験が終了しました。

西部ガスの企業訪問では、博多駅近くにあるショールームにおじゃましました。前半はガスコンロを使ってお菓子作りに挑戦したり、ガス機器の説明をうけたりしました。自宅はオール電化にしているという生徒も興味深く見学し、ガス機器の長所を学んでいました。後半は西部ガスの防災・災害復旧やカーボンニュートラルについてお話をしていただいた後、フードロスに関するワークショップを行いました。授業で習った知識などを活用し積極的に参加していました。学びの多い訪問になりました。

JR九州では博多駅と吉塚駅に分かれ、それぞれの業務内容を見学しました。後半は様々な事業部の社員さんと座談会を行い、じっくり練ってきた質問をぶつけました。普段お会いできない方々の、幅広い仕事内容や、やりがいの話に驚いたり、真剣に耳を傾ける姿が見られました。多くの刺激を受けてくれていることと思います！








西日本鉄道株式会社ではレトロフィット電気バスや燃料節約体験車両の乗車体験を行いながら、車両の性能や燃料節約に関する取り組みについての説明をしていただき、また実際にバスを運転する体験もできました。その後はワークショップとして「西鉄の社長になったつもりで、福岡のまちに自由に夢を描いてみよう」というテーマのもと各班での話し合いを行いました。バスに関するものや流通、レジャー、サービス業について自由な意見が出てきて、最後にまとめたものを発表しました。謝辞では、2年2組淺原聡佑くんが「いつも利用している西鉄さんだったが、今回訪れたことで初めて知れたこともいっぱいあった。普段できない貴重な体験ができてよかった。」と感想を述べてくれました。

福岡銀行の企業訪問では、銀行員さんの仕事を紹介してもらい、社内を見学させていただいた後、実際に電卓の使い方やお札の数え方などを伝授して頂きました。桁の多い数字の計算に苦労する姿や、お札を上手く数えられず必死に銀行員さんに習う姿が見られましたが、みんなとにかく楽しそうにプログラムを体験していました。後半は、お金についてのお話をして頂き、"資産運用"など難しい話を一生懸命聞き、お金についての新しい知識を得ることが出来たようでした。

LINE Fukuokaでは第1部では班ごとのテーブルに外国籍の社員の方がつき、英語を交えながら"Localize"というコンテンツを海外に展開する仕事を体験しました。またオフィスツアーではテレコンファレンスルームにて韓国ソウルとオンラインでつなぎ、現地の従業員の方と会話をするなど充実した内容でした。
第2部では福岡の街をより良くするために、LINEの公式アカウントを使ってどのようなサービスや機能を提供できるかをグループごとに議論し、最後は発表まで行いました。ここでも各グループに社員の方が1名ずつ入り、ファシリテーターとして議論を良い方向に導いてくれました。3時間があっという間に感じるほど、生徒が主体的に動くプログラムを準備してくださいました。