スクールレポート

アカデミア③福岡和白病院研修(中学)

8月25日(金)、本年度3回目のアカデミア講座として、医療従事者を目指す中学生60名が福岡和白病院での研修に参加しました。和白病院での研修はコロナ禍の影響で4年ぶりとなりましたが、病院の皆さまのあたたかなサポートのおかげで、医療の現場を直接感じることのできる貴重な機会を得ることができました。
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 生徒たちは到着後それぞれ白衣に身を包み、医師・薬剤師・看護師・リハビリテーションについての講義を受講しました。一口に医療職といっても様々な職場や働き方があることを知り、生徒たちの進路に対する考えが深まったように思います。講師の中には本校OBの先生もいらっしゃり、中学生のうちから心がけておくべきことや、育むべき資質を熱く語ってくださいました。医療の現場では患者さまを中心にチームで動くことが重要で、周囲への感謝を常に忘れないこと、他者に寄り添うこと、感性を育むことなど、社会の一員として大切なことを再認識させられました。
 講義の後は、医学・薬学・看護・リハビリテーションの4つの部門に分かれ、病院内や隣接する令和健康科学大学を見学しました。医学のグループでは、医療搬送用ヘリコプター「ホワイトバード」について説明を受けたり、実際に医師や看護師が座る席に座らせていただいたりしました。また、令和健康科学大学では瞬きや脈拍のある人形を使った実践的な学びの場を見せていただきました。最新の機器を導入することで、日進月歩の医療の中で常に向上し続ける医療人の育成を目指しているそうです。
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 昼食時にカマチグループの蒲池会長のお話を拝聴し、和白病院と大濠中学校・高校のつながりを実感した後、午後に再び各部門に分かれて実習を行いました。医学のグループでは、麻酔科の先生にお話を伺いながら手術室を見学しました。地域の二次救急を担う和白病院では、この日もいくつかの手術が行われており、実際の手術の現場を見学することもできました。また、内視鏡室では人体模型を使って内視鏡操作の体験を行いました。なかなか思うように進まないカメラに悪戦苦闘しつつ、機器をうまく使って病気を早期発見することの大切さや責任を強く感じました。その後クリニックに移動して内視鏡の開発・製造が日本で行われた経緯やそこに込められた意図についての話を伺い、医師の方々のたゆまぬ努力や病に向き合うひたむきな姿勢に感銘を受けました。
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 参加者の廣瀬花音さん(3年)は謝辞の中で、「職員の方々が患者さまに向き合っておられることや、チーム医療の大切さを感じた。今日の体験で学んだことを活かして勉学に励むとともに、人との出会いを大切にして、人間力を高めていきたい」と語りました。
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 医療を志す生徒たちにとって、大きな糧となる1日でした。自分自身の健康を保持し、感性を磨き、目標に向かって歩んでほしいと思います。福岡和白病院の皆さま、本当にありがとうございました。
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